2019-01-01から1年間の記事一覧

第2講4節 相加平均と相乗平均の不等式

《積が和にかわる対数関数は、相加平均(和)と相乗平均(積)の不等式と相性が良い》 佐藤の数学教科書「式と証明・複素数」編の勉強 a≧0, b≧0のとき (a+b)/2≧√(a・b) ただし、a≠bのときは (a+b)/2>√(a・b) 【問1】 と の大…

第3講1節 いろいろな数列の和(4)sinの和は-cos

佐藤の数学教科書「数列」編の勉強 三角関数を分数の和に変換する公式(積を和に変える公式の変形)の応用問題です。 【問1】以下の三角関数の式の数列の和を与える式を求めよ。 (解答) 三角関数を分数の和に変換する公式を使う。 (解答おわり) リンク:…

第3講1節 いろいろな数列の和(3)cosの和はsin

佐藤の数学教科書「数列」編の勉強 三角関数を分数の和に変換する公式(積を和に変える公式の変形)の応用問題です。 【問1】以下の三角関数の式の数列の和を与える式を求めよ。 (解答) 三角関数を分数の和に変換する公式を使う。 (解答おわり) リンク:…

置換積分

高校2年生も覚えるべき置換積分法(6)積分の知識: 「置換積分法」(ページ内リンク)▽置換積分の公式の定義▽公式の第1の証明▽公式の第2の証明▽逆向きの置換積分の公式 ▽(別ページ)被積分関数を0で割り算して良いのか? ▽(別ページ)広義積分▽媒介する…

複素数平面で三角形の外心を求める

【問1】 上図のように、三角形ABCの各頂点の複素数平面での座標をα、β、ɤとすると、 この三角形の外心Pの座標が上式であらわされる事を証明せよ。 【問2】 上図のように、三角形ABCの各頂点の複素数平面での座標をα、β、ɤとする場合に三角形の外心P…

複素数計算の公式を導き出す(1)

複素数の計算を推進する以下の公式を導きだしましょう。 (第1優先事項) 複素数平面のグラフをあらわす方程式を変換する問題は、複素数の計算をせずに、図形の考察で答えを求めるようにしましょう。すなわち、複素数平面のグラフを表わす複素数の方程式同…

第3講1節 いろいろな数列の和(2-2)

佐藤の数学教科書「数列」編の勉強 【問2】 12+22+32+・・・+n2=G(n)とする公式を求めよ。 ak=k2の和(k=1~n)を求める問題です。 こういう和の問題を求める場合は、 ak=bk-b(k+1) とあらわせるbkの式を考えて解…

第3講1節 いろいろな数列の和(2-1)

佐藤の数学教科書「数列」編の勉強 【問1】 1+2+3+・・・+n=n(n+1)/2を証明せよ。 ak=kの和(k=1~n)を求める問題です。 こういう和の問題を求める場合は、 ak=bk-b(k+1) とあらわせるbkの式を考えて解きます。 a…

第3講1節 いろいろな数列の和(2)

佐藤の数学教科書「数列」編の勉強 【問1】 1+2+3+・・・+n=n(n+1)/2を証明せよ。 【問2】 12+22+32+・・・+n2=n(n+(1/2))(n+1)/3を証明せよ。 (この問題の解答は、ここをクリックした先のページにありま…

第3講1節 いろいろな数列の和(1)

佐藤の数学教科書「数列」編の勉強 【問1】 (1×2)+(2×3)+(3×4)+・・・+n(n+1)=(1/3)n(n+1)(n+2)を証明せよ。 【問2】 (1×2×3)+(2×3×4)+(3×4×5)+・・・+n(n+1)(n+2)=(1/4)n(…

空間ベクトルの3つの公式

空間ベクトルの3つの公式 以下の3つの公式は、各自で証明してください。 【問1】 点Oから線分AB(点Oと点AとBとの各点の位置は異なる)の中の点P(線分ABの端点AとBも含む)まで引いたベクトルOPが以下の条件を満足する式であらわせる事を証明…

逆関数や合成関数の概念

(ページ内リンク先)▽はじめに▽関数の定義▽(外部リンク)連続関数の正しい定義 ▽微分積分を使いものにする言葉 ▽「区間」という用語の意味 ▽(外部リンク)原始関数とは何か ▽逆関数 ▽合成関数 ▽逆関数定理 ▽陰関数 ▽値域に虚数を含む関数g(x)の逆関数 (…

微分積分はどうすれば勉強できるか(2)

「微分・積分」の勉強 高校2年生から、極限・微分・積分の「意味がわからない」「つまらない」「教わる計算方法が正しいと言える理由(証明)がわからない」で数学の学習から脱落する高校2年生が多いらしい。 その脱落の原因を考えます。 脱落する原因は、…

連続関数の定義

(ページ内リンク先)▽はじめに▽連続関数▽微分積分を使いものにする言葉 ▽開区間での連続と閉区間での連続 ▽区間の定義 ▽連続関数の誤った定義 ▽連続関数の正しい定義 ▽連続関数の定義域 ▽第1の定義の連続▽第2の定義の連続 ▽連続の事例と、連続で無い事例 …

閉区間で連続な関数の最大値・最小値の定理

先ず、閉区間で連続な関数の最大値と最小値の定理を高校生が理解できないようにする高校数学で、学生に間違いを教えている間違いを正す必要があります。 (微分積分を使いものにする言葉について) 数学者の小平邦彦「[軽装版]解析入門Ⅰ」では、微分積分を使…

積分可能の定義と原始関数と不定積分の求め方

「微分・積分」の勉強(ページ内リンク)▽はじめに▽積分とは何か(リーマン積分) ▽《区間という用語の意味》▽一様連続性▽不正確な情報から真実を見抜くコツ▽(外部リンク)原始関数とは何か▽(外部リンク)不定積分とは何か ▽微分積分学の基本定理▽積分可能…

関数の極限の定義

高校2年になり学ぶ「極限」は、微分の計算をする上で必要になった計算技術です。 そのため、微分の計算を先にして、計算に困ったときに「極限」を学ぶという勉強スタイルでも良いと考えます。 そういう計算の役に立つように、頭を整理することが、極限を学…

合成関数の微分の公式の分かり易い証明

「微分・積分」の勉強 (5)微分の知識の整理 の章に入ります。 高校生が数学の学習から脱落する: 高校2年生から、極限・微分・積分の「意味がわからない」「つまらない」「教わる計算方法が正しいと言える理由(証明)がわからない」で数学の学習から脱…

合成関数の微分の公式の種々の証明

(注意) このページは、初めて合成関数の微分の公式を学ぶ者にとって内容が多くなり過ぎました、そのため、この内容を短くしたページを作りました。 初めて合成関数の微分の公式を学ぶ人は、ここをクリックした先のページを先に見てください。 その後で必要…

第5講3節 和と積の公式 練習問題(7)

佐藤の数学教科書「三角関数」編の勉強 (以下の問題は、「5講1節(2)覚えておく計算方法」の応用問題です。 【問1】 sinA+sinB=2/3,cosAcosB=1/2のとき、 sinAsinBの値を求めよ。 【解答の心構え】 (1)先ず考え…

第5講3節 和と積の公式 練習問題(6)

佐藤の数学教科書「三角関数」編の勉強 (以下の問題は、「覚えておくべき三角形の公式」の応用問題です。 【問1】△ABCにおいて、次の等式がなりたつことを証明せよ。 【解答の心構え】 先ず考えるべきことは、問題をもっとやさしい問題に変換できないか…

三角形の三角関数の公式

以下の、三角形の三角関数の公式を直ぐに導き出せるようにしておくと便利です。 【問1】三角形ABCの角度の以下の公式を証明せよ (証明開始) sin((A+B-C)/2)=sin((A+B+C-2C)/2) =sin((π/2)-C)=cosC …

三角形の等式の証明の難問の別解(三角関数の和と積の公式)

佐藤の数学教科書「三角関数」編の勉強 【難問】 三角形ABCにおいて 2cosA+cosB+cosC=2 (式1) が成り立っていれば、 2sinA=sinB+sinC (式2) が成り立つことを証明せよ。 この問題は、「第4講2節 加法定理(等式…