三角形の重心の性質

以下に、三角形の重心の性質の簡単な求め方を示します。

上の図のように、三角形の重心を座標の原点Oにして考えます。


三角形ABCの頂点の座標の平均

(A+B+C)/3

が三角形の重心です。


図のように、A+B+C=(0,0)となるように座標を定めます。


B(b,d)、

C(c,e)、

A(-b-c,-d-e)と座標を定めれば


A+B+C=0になります。


ここで、BCの中点Kを定めると、

Kの座標は、

K((b+c)/2,(d+e)/2)=-A/2

になり、

OKは0Aに平行で長さが2分の1

の関係があることがわかります。


すなわち、AKは重心O点を通ることがわかり、

線分AKが点Oで2:1に分割されることもわかります。


同様な証明のしかたで、三角錐の重心の性質もわかります。


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